勇者と僕

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――――時間は遡る―――― ここは、王様がいるお城の中 そこで、お伽噺話のようなやり取りが行われていた。 「勇者ジーク・ブレイよ。魔王を倒して世界を救ってくれないか?」 王様は問い掛ける。 「分かりました。魔王を倒しに行きます!」 ジークは即答。 「本当か!?」 「勿論です」 「さすれば、勇者には旅をする為の資金を差し上げなければ…」 王様はメイドからお金が入った袋を貰い、それを勇者となったジークに渡す。 「他には何か欲しいものはあるか?」 再度聞いてくる。 「欲しいもの…物ではありませんが一人一緒に旅に行きたい人がいるんですが…」 「うーむ…それは誰だ?」 「私の親友のアル・ヴォルフです」 「分かったアル・ヴォルフを勇者ジーク・ブレイのパーティーに入れよう!!」 「ありがとうございます」 この時点で僕は勝手に勇者パーティーに入れられてしまったのだ…。
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