勇者と僕

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「今日のお昼は何を作ろうか」 その日僕は町でお昼に料理をしようと思い、買い物をしに来ていたんだった。 「そういえばジークは今日王城に招かれてたんだっけ」 料理の材料の野菜を手に取りながら、そんな独り言を呟いていた。 「すいませーん、これくださいっ!」 「はいっ20G(ゴールド)になります」 えっと…財布から20Gを取り出して…店員に渡す。 「ありがとうございました~!」 とりあえず店を出る。 「さて家に帰るか~」 のんびりと家に帰るために歩き始めていると、その途中。 「「「おいっあそこにいるぞっ!!」」」 なんか、お城にいそうな衛兵さん達がこちらを指差して何か言ってる。 「まったく人に指を指すなんて失礼だなぁ…」 しかし、何で衛兵さん達が僕の方に向かってきているのだろうか。 「「「捕まえろっ!!」」」 「ええええええええええええ!!!!」 いやいやいやいや、悪いことなんて何もしてないよね? なんでみんな血走った目で僕を捕まえようとしてくるの!? ちょ…待って… 「嫌だあああああああああ!!!!!」 こうして、ジークのせいで(そのあとジークに聞いた)僕は血走った目をした衛兵さん達に捕まって王城に連れ去られてしまったのであった。
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