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ゴンゴンゴン!!
必死に木製のドアを外から叩かれ、今は朝かと起きる二人。
ジラフが急いで開けてみると、そこには王宮の兵士が立っていた。
ジラフ「一体なんだ?」
兵士「王国冒険者のジラフ殿ですね?王宮より通達です!!昨夜王宮内で兵士が20名ほど、何者かに襲撃されました。」
ジラフ「なんだとっ?あの鉄壁の王宮に?」
兵士「はい。一応国民の皆様にお伝えしろと王命でしたので。ではお気をつけ下さい」
ばたん。
扉が閉まる。
ジラフ「それでこの騒ぎか…」
俺「でもどうしてだ?王宮に泥棒とかが入って偶然そいつが強かったとか…」
ジラフ「いや…。あり得ねぇんだよ。そんなことァ起きる筈がねぇ。」
俺「え?」
ジラフ「あの王宮にはな、高い城壁と、手厚い監視がある。それにな、仮にも王宮の兵士だ。最高峰の武力を積んでる筈だ。」
俺「そ、そうなのか…」
そして一旦話も止まり
椅子に座り、またコーヒーを飲む二人。
ジラフ「そんであんた、これからどーすんだ?」
俺「…?」
コーヒーを飲みながら眼で返事する主人公。
そして話始める。
俺「そうだな…とりあえず装備とか整えてから、この世界のボスでも倒すかな」
ジラフ「そうか了解。んじゃま、武器屋とか案内してから二人でボス探しすっか?」
俺「えぇっ!?いいのかよ!お前仕事の方は…」
ジラフ「ゴールデン卿に聞いたろ?不思議と現れるメダリオンには全力で力になるのがこの国の使命だって。」
俺「そうか…すまねぇ。」
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