1.ほっといてください

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 今日は南の国の学校関連の入学式が一斉に行われる。  南の国は科学の面でも、その他の面でも進歩しているので、学生はこれから自分が何を学べるかと期待に満ち溢れる。  しかし、南の国の中心地、王都にある学校は他とは違うのだ。  この学校は5歳時に適性検査を受け、適性した子供だけが入ると決まっている学校。  一般とは逸脱してしまった存在と言われている適性者は、魔法と呼ばれるものを扱うことができる。  適性者は国にとって大きな利となってくれる。  故に憧憬するもの、厭うもの、嫉妬するものと様々な目で見られがちになる。
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