序章

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 とある部屋で3人の男女が会話している。  「あの子たちをレベル6の子どもを劣った子としていれてくれとはまた無茶なことをいうね」  「無理を言っているのはわかっているわ。でも中等部の時は報告もしなかったんだからまだましと思ってよ」  「中等部の管理は国軍だからね。15、6の子供でレベル6なんて血眼になってでも見付け出したいだろうに」  「わかっているなら、お願いよ」  「よく今まで軍に見つからないでいられたね。召喚命令とか発令されなかったのかい?」  「あの子たちは私の教え子なだけでまだ属していないから、命令は無効よ」  「そうか。彼女たちは了承しているのかい?周囲から碌な扱いを受けないと思うよ」  「私の方は大丈夫よ。そんなことで傷つくような子ではないわ」  「君の子は?・・・・・闇の帝さん」  「特には」  「そうか、なら同じ帝の好で聞いてあげるよ。うまくいくといいね」
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