第3話:10輝石

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「へぇ…君が自由ね…」 「なんだよ?俺が自由を求めちゃわりぃのか?」 「いや、普段から自由…おっと失敬」 「ちっ…てめぇ…」 「まあまあ、ほらコーヒーサイダーだよ」 ああ、コーヒーの神様…サイダーの神様よ…お許しください そう祈りながらコーヒーサイダーを柊雨に差し出す 「おお!!コーヒーサイダーじゃねぇか! 俺の好みは忘れてねぇんだな!」 「ああ…忘れたくても忘れられないよ…」 「つー事は、もちろんあれもあるんだろ?」 「ああ…あれかい? もちろんさ だけど、今から作るからちょっと待っててくれないかい」 「おぅ!待ってるぜ!」 柊雨君は、ドカッと座り直して姿勢を正した 正直、作る側に立ってほしいよ… 「じゃあ、唐揚げお汁粉ができるまで 君のお話を聞かせてよ」 「お話…なんでもいいのか?」 「うん、一年会わない間にも色々あっただろう?」 「まあな! じゃあ、話すぜ… そうだな、あれはマスターが消えた次の月だったか―――
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