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「へぇ…君が自由ね…」
「なんだよ?俺が自由を求めちゃわりぃのか?」
「いや、普段から自由…おっと失敬」
「ちっ…てめぇ…」
「まあまあ、ほらコーヒーサイダーだよ」
ああ、コーヒーの神様…サイダーの神様よ…お許しください
そう祈りながらコーヒーサイダーを柊雨に差し出す
「おお!!コーヒーサイダーじゃねぇか!
俺の好みは忘れてねぇんだな!」
「ああ…忘れたくても忘れられないよ…」
「つー事は、もちろんあれもあるんだろ?」
「ああ…あれかい?
もちろんさ
だけど、今から作るからちょっと待っててくれないかい」
「おぅ!待ってるぜ!」
柊雨君は、ドカッと座り直して姿勢を正した
正直、作る側に立ってほしいよ…
「じゃあ、唐揚げお汁粉ができるまで
君のお話を聞かせてよ」
「お話…なんでもいいのか?」
「うん、一年会わない間にも色々あっただろう?」
「まあな!
じゃあ、話すぜ…
そうだな、あれはマスターが消えた次の月だったか―――
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