>>to be next story

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――――彼が去って20分後ぐらいからかな 誰かが、店の前を右往左往している 背丈は小学生の中学年ぐらいだね 時々店内を覗き込んでは、また右往左往… 「…まあ…誰だかは予想がついてるのだけどね… とりあえず、鏡を閉まって…っと」 固有空間に鏡を収納する 固有空間というのは… わかりやすく説明すると、未来から来た猫型ロボットのポケットみたいな物で 魔力の大きさで収納できるスペースが決まるんだ。 これは、私の様な空間魔法使いの特権みたいなものなのかな… でもまあ、空間魔法を少しでもかじっていればできるし そういうわけでもないだろう しかし、とても便利な分、入れすぎると取り出す時が大変なんだ。 それはもう、整理してなかったら更に そういえば、魔法について話してなかったね 魔法とは… 「おっと、流暢に説明している場合じゃなかった」 魔法については今度ご説明しよう さて、正体を見るべくドアを開けましょう 「おや?何かお困りですか?」 そこには、予想通り可愛らしい幼い少女が立っていました この少女の正体は いつもなら柊雨君を追う運営の一人なんだけど… この世界では…どうなのかな? 「えっとですね… ここに黒装束のこわい顔をしたおっきな男の人がいるはずなのです なまえを柊雨というですっ」 うん、 いつも通りだったね 変わった世界だと、グラマラスなボディの女性が柊雨君を追っていたよ どちらかというと… 私は、向こうの世界の君の方が好みかな… 「ん、あなた今へんな事考えたです?」 「いえいえ、何も考えてませんよ」 ははは、女性の第六感という物は恐ろしいね… 「しかし… ちょっと待っててくださいね…思い出します… ふむ…彼なら向こうに行きましたよ」 私は、柊雨君が行った方向とは別の方向を指差した
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