第2話:再構築

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頭の中に声が響く 「あなたの属性は?」 やあ、久しぶりだね。 「あなたの属性は?」 おや、無視かい? 「はぁ…何回目ですか、あなたは」 今回は、イレギュラーだよ。 「まったく…何回イレギュラーが起これば気が済むんでしょうね…」 ははは、ごめんよ。 「あなたは、少し干渉しすぎています… わかってますか?」 うん、わかってる。 「……もう、いいでしょう」 じゃあ、いつも通りで頼むよ。 「人属性、四月のダイヤモンド…ですね」 うん、ごめんね。 じゃあ行ってくるよ。 「……ああ、待ってください」 ん…?なんだい? 「面白い世界を見つけました 不思議な事に、『   』も開いています どうでしょう?」 …断る道理はないね。 よろしく頼むよ… 「では、行ってらっしゃい あなたの紡ぐ伝説を楽しみにしていますよ」 うん…楽しいお話になるといいね… そして、私の意識に光が溢れた
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