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ぐっ…と体が重くなる感じを受ける。
私の存在がこの世界に構築されたのだ。
「んっ」
目を開く。
目の前には見慣れたお店があった。
「…さて、始めようか」
店の扉に手をかける。
ガチャッ
「……」
聞き慣れた音はしなかった。
という事は…
「はぁ…ここからかぁ…」
店の中にはカウンター以外に何も無かった。
つまり、店を開く前…
「はぁ…やることがたくさんだ」
やれやれ、と準備に取りかかったのは昨日の夕暮れ。
そして、今やっと全ての準備が終わった所。
時は夕暮れ、いつもならオープンする時間だ。
「ふぅ…やっぱり家具の買い出しが辛かったね…」
慣れてはいるけど、瞬間移動の連続使用は疲れるんだ。
でも、これで開店できる。
「よし、今日はもう寝よう」
ドアにcloseの札をかけ、
私は自室に入った。
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