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次の日、泰久は一人で登校していると里奈が宏武と結城に殴られてる所を目撃する。
「お前ら何してんだ。」
泰久が走りながら言うと宏武と結城は逃げていく。
里奈は口と額から血を流していた、泰久は里奈を背負い学校に向けて走る。
学校に到着するとすぐさま保健室に連れて行った。
応急処置をしてもらった里奈は泰久に
「ごめんね桐谷君、心配かけて。」
俯きながら言うと
「バカ言うなよ、言ったろ俺が助けてやるってよ。」
里奈に言う泰久。
すると担任の上原先生が保健室にやってきた。
「大丈夫か里奈、何があったんだ?」
里奈に聞く上原先生に泰久が上原先生を連れて外に出た。
「あのですね、あいつ宏武と結城の二人にいじめられてるみたいなんです。」
泰久が上原先生に説明すると上原先生はビックリした顔で
「ホントか?ホントだったら二人を注意しないといけないからねぇ。」
泰久は上原先生に二人を注意して貰うよう頼み込むのだった。
昼休み、泰久はベランダで歌を歌っていると詩織がやってきた。
「桐谷君の前住んじょった東京ってどんな所やと?」
と泰久に聞く詩織
「この町よりは比べもんにならねぇくらい都会だけど空気はこっちの方がうまいかな。」
泰久は答えた瞬間、悲鳴が聞こえた。
里奈の声だと分かった二人は廊下に出ると宏武と結城が里奈の持ち物を投げていた。
取り返そうとすると叩いたり蹴ったりしている。
「何やってんだてめぇら、二人で女の子いじめて楽しいかよ。」
泰久が言うと宏武は笑いながら
「生意気やからお仕置きの為にしちょっちゃが、邪魔すんなて。」
と言う。
結城は
「俺たちは何やっても怒られる事ねぇかいよ、先生にチクるならチクれよ無駄やから。」
と言い笑う。
泰久は拳を握りしめ 「てめぇら何様のつもりだよ15のガキがよぉ生意気だからお仕置きだぁ、てめぇらのやってることはなぁ人としてやったらいけない事なんだよ。」
と怒鳴るが二人は聞かずに去って言った。
「詩織,里奈、職員室いくぞ。」
泰久は二人を連れて職員室に行った。
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