プロローグ

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「はぁ~」 俺はベッドから起き上がり、早々にため息をついた。 時刻は12時ちょうどをさしている。 カーテンの隙間から眩しい光が漏れていることから、今日は晴れだということがわかる。 シャーー ベッドから立ち上がり、カーテンを開けると、正午の陽の光がサンサンと狭い1Kの部屋の中にふりそそぐ。 今日は仕事が休みの日だ。 いや、休みにした、という方が正しいか。 登録制の派遣社員の生活なんて、そんなものだ。 毎朝早朝に起きて、準備して、仕事に向かい。 帰ってきたら飯食って風呂はいってとっとと寝る。 この繰り返し。 いい加減あきあきしている。
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