書籍化作品とその批評、批評への批判

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 さて。  繰り返しますが、書籍は商品です。  作る側やそこに近い人間には過程も十分意味があるのかもしれませんが、ただ読むだけの側からすれば結果――つまりは小説の内容が全てです。  先ほどの惣菜の例えで言うなら、開発スタッフが苦心して作り上げた惣菜が不味かった場合、貴方はまたその惣菜を買いますか?  要はそういうことです。  たまたま書籍は惣菜よりも購入した人の感想・意見が多くの人へ届きやすかったというだけの話で。  『頑張ったんだからそれでいいじゃないか』  のんのん。  『初心者だから仕方がない』  その理論はおかしい。  『プロじゃないんだから……』  金を取ってるのでプロです。  『人の作品を批判するなら自分で書いてみろよ』  阿呆。書籍化作品だけは別だっての。  つまりは、書籍化作品を他のエブリスタ作品群と同列に考えてはいけません。
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