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中略~
22世紀のことである、人類の変革期の始まりであった
軌道エレベーターの建造が始まったのである
化石燃料が枯渇し、軌道エレベーターと太陽光発電システムの確立によってエネルギー事情が解消され、人類は新たな一歩を踏み出すことができる、喜ばしいことだ、エネルギー問題は21世紀初頭から問題として取り上げられてきた、人類が豊かさを求める上で避けては通れない道だろう、それが解消されるということはすなわち人類の発展に大きな波が来るということでもあった
これは人類史上最も大きな一歩といえよう
しかし、人の業とは深いものである、人類史上でもっとも大きな一歩であるはずの軌道エレベータ建設に対しても人類は纏まることはなかったのである
中東から端を発した太陽光発電紛争の勃発、各地で起こった大規模テロリストによる集団の組織的犯行、宗教による抑圧と犯行の増長、そしてその裏で手を引き自らの利益のために彼らを操る犯罪組織、人類は半世紀以上掛かる軌道エレベーター建設開始から未だに世界がひとつになれずにいた
その影響は新型人型兵器、モビルスーツを開発せざるを得ないほどのものだった、旧世紀以来、文化が発達したなかでもこれほどの発達はなかっただろうと私は考える、人類の進化とはある意味皮肉ともいえよう
そして時はあの年を迎えた
西暦2307年、突如現れた謎のモビルスーツ”ガンダム”を象徴にし現れた組織”ソレスタルビーイング”
彼らは武力による戦争の根絶を掲げ”7機のガンダム”だけでの武力介入を開始した
この兵器の少なさは人類史上初であった、それを可能にしたのはGNドライヴという特殊機関と一世紀は先を行くとも言われたその性能差にあった
その圧倒的とも言える性能は、類を見なかったことだが、話がそれてしまうのでその内容を省略することにしよう
ガンダムの圧倒的性能に膝を折るしかないと決意した首脳陣であった、しかし転機は訪れる
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