松尾と言う男

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洋介のアパートに帰ると、いつもやったら仕事に行ってる洋介が、すでに家に帰っとった。 「?」 と思い、玄関に、見たことないスニーカー。 中に入ると、見たことない男と洋介が話こんどった。 「おう。信治。紹介するわ。こいつ、俺と幼なじみの松尾や」 どっか、薄気味悪い感じのする男が、ペコリと頭を下げてきた。 「松尾。この人が飛虎の総長やっとる織田信治や」 「洋介の幼なじみか?エライ、落ちついとるな」 そう言いながら、胡坐をかいて、洋介の隣に座った。 「飛虎の総長さん。すまんが、俺をかくまってくれへんか?」 松尾と言う男がいきなり頭を下げてきた。
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