工事中

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金色に染めたカールした長い髪はどっから見てもキャバ嬢に見えた。 話は早いやろ。 女にしてはガッチリした肩を抱き寄せ 「今から、かまんか?」 二人切りになったら、やること一つや。 洋介らと別れて五分もたたんうちに雅美の耳タブを甘噛みながらそう聞いた。 「うん。かまんよ。どこ行く?」 「あそこでええか?」 居酒屋から見える 『ホテルマーメイド』 の看板を指差した。
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