工事中

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「もう、信治君、せっかちやね。こっから直ぐやん」 「ええやん。男と女ですることは一つしかないやろ?」 そう言うて、強引に雅美の手を握って、『ホテルマーメイド』へ直行した。 ホテルに入るなり雅美にいきなり抱き付いて、口から顎から耳からキスしまくった。 あんまり激しく抱き付いてキスしまくったもんやさか、雅美は立ってられんようになって、 手から持ってたカバンを床にばら撒いた。 「信治君……カバン……散らばった」 「気にすんな。そんなん後にせえや」 雅美の髪に指を入れて、唇にかぶりついた。
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