不幸の始まり
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「あの……信治君?」 「なんや?」 「信治、やっぱ……その」 修が上目遣いで口を開いた。 男の上目遣いほど気持ち悪いモンない。 「ああ?」 ゴン! 髪の毛掴んで、修の額に頭突きしたった。 「信治。ほんま、違うんや。これには深いわけがあって……」 そう言い掛けた修の顔を足で踏みつけた。 もちろん土足や。
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