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特攻隊長、大石洋介のアパートは俺の卒業した高校のまん前や。
古くも無いし、新しもない。
形容のしようがないほどの普通のアパートや。
家業の手伝いしとる洋介は普段は大人しい男やけど、怒らせたら怖いヤツや。
大型の番犬みたいなヤツで、ワルには異常に鼻が利くタイプ。
普通の人間にはなんも危害はあたえんけど、ワルにはとことんケンカ売るヤツで、そんな洋介を従えてる俺は結構、鼻が高い。
せやから、特攻隊長に任命しとるんや。
アパートに着いてバイクを停止させた。
すると、頭上から女の声が聞こえてきた。
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