423人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなこと考えながら
「なんや……洋介とケンカしたんか?」
根元が黒い金髪の泣いている女に声を掛けると
「あ……あんた誰や? ちょっと……わたしの身体、ジロジロ見んといて。変態」
すぐさま両腕で胸を隠した。
「はあ?半分裸の女がおったら男やったら普通見るやろ? 変態てか?そんな格好でうろつくお前が変態やろ?」
「こんな格好しとうて、してるんちゃうもん。胸見んといて」
「口の減らん女やな。おい、洋介、俺や。開けろや」
「信治?」
部屋の奥から洋介の声が聞こえてきた。
最初のコメントを投稿しよう!