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面接先の会社の地図には、面接の日時が書かれとった。
なんや……
明日の二時やて。
せけど……俺、家飛び出したし、服は今のとこ、この着取る服しか持ってへん。
シャ―ない。
洋介に借りよか。
あいつの体型、俺より、ちょっと背が高いくらいやし……
まあ、どうにか着えるやろ。
そのまま、ブラリと母校のグラウンドを見渡しながら、洋介のアパートに戻った。
洋介は、仕事に出かけたらしく留守で、聞いてた通り、ポストから合いカギを取り出して、部屋に入った。
なんや……まるで、同棲中の彼氏の部屋に入るみたいな感覚や。
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