俺、天中殺やん。

初めての面接

教えてもらったとおり、建物沿いを歩き出した。

その大きな建物は所々巨大なシャッターが閉まっていて、開いているシャッターから中を覗くと大型のトラックが三台停まっていて、高く積み上げられた発砲スチロールの箱をフォークリフトで降ろしていた。

大型のトラックが余裕で出入りの出来る建物を見上げながら面接先の事務所へ向かった。

玄関のドアを開けて入り、次に、中玄関のドアを開けると、長いカウンターがあった。

カウンターから事務所内を覗くと、二十ほどのデスクが並んでた。

各デスクの上にはコンピューターが置いてあって、ここだけ見たら市場と言うより、どっかのオフィス内のようやった。

そのデスクの前には誰もおらんかって、一人若い女子が一番奥のデスクに座ってるだけやった。