不幸の始まり

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「ホンマ……ワリけど、こんなこと言いたないけど……」 「はあ?」 「客、怖がって来やへんのや」 「客が怖がって来やへん?誰を怖がるんや?」 「織田君……ここまで、自覚ないとは思わんかった」 「自覚ないてか? 俺は俺なりに店長の要望に答えたつもりやけど。サングラスは掛けたらアカンって言うからはずしたら、やっぱ、掛けといてくれ言うたん、店長やろ?」 「ここまで凄んだ目しとる思わんかったんや。な?カンベンや。今まで働いてくれた分、時給上乗せするさか、な?頼むわ」 あんまり店長が謝るさか、仕方なしにコンビニを後にした。 しゃーない。 また、明日から職探さなあかん。
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