第二章

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「太一の真実から話すとね...実は太一...琴ちゃんと出会う前に交通事故で頭を打っちゃって...それで強いダメージのせいで脳に障害を与えちゃったの...医者にはいつか記憶喪失になる可能性が高いって言われてたから多分、その症状が今の太一だと思う......」 (太一...交通事故に遭ってたんだ...全然知らなかった......) 「そうですか...でも記憶喪失だから記憶を思い出すには時間がかかるのでは?」 「医者の言ってることだと脳に刺激を与えれば少しは記憶が戻るスピードが早くなると言っていたの...」 「あいさつ......」 「えっ...?」 「あいさつを太一に毎日すれば少しはスピードが早くなるんじゃないですか?」 「でも......」 「前と同じようにすれば記憶が元に戻る可能性だって...」 「.........」 「やってみる価値はあると思います!私も太一に言いたいことたくさんありますから!」 「わかったわ...琴ちゃんお願い!」 「はい!」 私は太一の記憶を戻すことに決めたのだった.........
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