第三章

9/11
前へ
/41ページ
次へ
そして......... 「屋上ついたぁ~!超~気持ち良い~!」 「私は疲れたよ...ハァ...ハァ」 「琴ちゃんは体力ないなぁ~!」 「別にいいじゃん!」 「アハハハハ~!」 こんなに楽しそうに笑う太一...最後に見たのはいつだろう......... 「琴ちゃん!見てみ!」 太一が見せてくれたのは......雲一つない青空だった......... 「うわぁ~すごい!」 「きれいだよね...なんか琴ちゃんみたい......」 (えっ.........) 今、何て言ったの......?私が空みたいって言った.........? ふと昔のことがよみがえる............... あれは...太一と遊んでた時......... (ねぇ...琴ちゃんって空みたいだよね...) まさか...記憶が...!? 「琴ちゃん!またボーッとしてた!早くお弁当食べよう!」 「うん......」 私は太一の記憶がいつしかもどるような気がしていた............
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加