第一章

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でもこんな私が唯一信じられる人がいる......... 私が全然憎めない人...いや...絶対憎めない人............ それは...隣のクラスの浅田 太一だ...... この人だけはどうしても憎めない...... 私がいつも「太一!」って呼ぶと すぐ振り返って 「おはよう!琴ちゃん!今日のご機嫌は?」 と必ず聞かれる...... そんなに私が機嫌悪そうに見えるのかといつも思ってしまう...... でも太一に「おはよう!」って言われるだけですごくキュンとしてしまう私がいる...... でも昔からそう...... だって私たちは幼なじみだから...... 太一の母と父も私の両親と同じ社長...... お互いの家が近所だったことからよく遊んでいた...それが太一だった...
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