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「****!****!何をやってる!」
両親の声を聴くと体は次第に地上へと向かい出した。
今降りても説明も出来ずに世間に奇怪な目で見られ、家族や親戚にまで迷惑がおよぶ。
「停まれ!停まれ!浮け!浮け!」
しかし徐々に速度は増し、落下する。
「ダメだ!今死ぬわけには行かない!停まれ!浮け!浮け!
みんなを不幸にしたくない!巻き込みたくはない!生きるんだ!」
この体はオレのものだ!言うことを聞け!
自分だけが奇怪の目に晒され続けてもかまわないんだ。
形のない事を証明するのは難しい。
理解されて気を使われたくもない。
…後悔するんだ、体より心が痛くて涙が出る。
誰かが叫ぶ
「目を覚まされました!」
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