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「はい、麗乃」
「あ、ありがとう夜鶴」
麗乃に紅茶を渡して
椅子に座った
「……夜鶴」
「ん?」
「聞いてほしいことあるって
言ったのはね」
「うん」
握ってたペンを机に置き
麗乃を見た
「僕ね、その、あ、あのね「たーだいまあああ」」
そう麗乃の言葉にかぶせて
優介が帰ってきた。
「あ、おかえり優介」
「ただいま
んーつかれた」
そう言いながら
僕に後ろからぎゅうって抱き着いてきた
「僕の前でいちゃいちゃしないでよね
僕の夜鶴なんだから」
「えー、俺の夜鶴
なんせ俺等付き合ってるし?」
「……関係ないもん」
「えー、やだよ
夜鶴はあげない」
「わかったから
とりあえず優介離れて」
「はーい
あ、トイレ借りるね」
「ん、どうぞ」
優介がいなくなり
部屋はシーンとした空気が流れた。
「…で、あの、の続きは?」
「え?あ、えっと
ううん!今度また言うね」ニコ
「そう?
麗乃がそれでいいならいいんだけど」
麗乃の言いたいことってなんだろ
深刻なことではないのかな?
いや、そんなことでもないのかな?
…まあ、いいか
いつか話してくれるみたいだし
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