283人が本棚に入れています
本棚に追加
僕の学校は全寮制
相部屋もあるし一人部屋もある。
ちなみに
僕は、一人部屋です
朝起きて学校に行く準備をしてると
コンコンとドアをノックする音が聞こえた
｢はい｣
ガチャっとドアを開けると
にこっり笑ってる麗乃がいた。
麗乃は名前の通り、いろいろ綺麗な子だ
心とかそういうのね
｢おはよう麗乃｣
｢お、おはよう｣
麗乃は、緊張とかすると
すぐに吃るらしい
僕とは入学して以来ずっと一緒に居るのに
朝、僕に会う時は未だに緊張するらしい
”なんで?”って聞くと
夜鶴が”美人さんだから”って
言われるけど
僕的には、麗乃の方だと思うんだけどな
｢麗乃、今日は髪結ばないの?｣
｢え?え?あ、ここれはね
あのじ、時間なななくて｣
｢吃りすぎ
落ち着いて麗乃｣
｢だだだって、あの
よ、夜鶴が…あ、あう｣
｢ｸｽｯ、落ち着いて
髪結んであげる、ここに座って｣
椅子に麗乃を座らせて
麗乃用のゴムが入ってる籠から
二つゴムを手に取った。
麗乃が吃らなくなるのは
だいたいお昼ぐらいから
それまではずっとあの調子だ
最初のコメントを投稿しよう！