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先程とは打って代わり静かになった寝室。
果てたばかりの体をベッドに沈め大倉を大事そうに抱き締めながら横山は上がった息を整えた。
大倉はというと連続で果てたせいで意識を飛ばしてしまっている。
横山は申し訳なさそうに眉を下げては ごめんと一言小さく呟いた。
あのときの、涙。
自分が楽屋で冷たくしてしまったのが原因だろう。
きっと会えなくて寂しかったにちがいない。
早く目を開けて。愛していると一刻も早くお前に伝えたい。
そんなことを考えながら横山は大倉の濡れた髪をかきあげて頭を撫で、彼が目を覚ますまで隣で寝顔を見つめた。
End
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