5.おうちへ帰ろう

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「つーか、凄いな、携帯。 …………ってか久森」 休む事無く震え続ける携帯に、入江が言う。 その表情は若干引き気味だ。 「実はさ、久森以外もぼちぼち、他の人が混じってるんだ……」 「結果がこれって、そのグッズ怖すぎるだろ」 最初は半信半疑だった入江だが、流石にグッズを信じ始めたようだ。 何故なら。 学外へ出るとすぐに、ナンパされた。 街を歩いても、視線集めまくり! 今、電車の中では。 ……やたらとこの車両にばかり人が集中。 最悪な事に、やっぱりすべて男だ。 しかし幸いな事に、 入江が睨みを効かせると、皆すぐに退散していく。 だから今度は絡まれる事も、囲まれる事も無い。 入江、やっぱりマジ神だ!
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