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突然現れた人物は、隣にいる弥蜘と瓜二つの姿形をしていた.
唯一違うとすれば 弥蜘は男であるが現れた人物は女である事だった.
「あっれ~弥凪<ヤナギ>じゃん.どうったの?」
笑いながら話す弥蜘に対し 『弥凪』と呼ばれた女性はムスッとした不服な様子でズカズカと近付いてきた.
まるで弥蜘しかこの場所に居ないかのように……
「………」
青年は事の成り行きを静かに見ることにし、飲みかけのお茶に口をつけるのだった.
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