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二人は、しばらく酔いと闘っていた。
数分後レインの言っていた目的の駅についた。
「うぅ…。つ…着いたか!!」
「あ、ああ、みたいだな」
二人は、列車を降り、駅を出た。
「ああ~、外は最高だ!!」
「もうじき目的地だ」
少し歩いて、小さなギルドが二人の目の前に姿を見せた。
「これか…。どうする?正面から突っ込むか?」
「 バカかお前は…。俺に任せろ、いい考えがある」
そんな事を言いながら、正面からレインが入っていった。
ハルツは、そんなレインを睨みながら後をついていった。
「失礼しまーす」
完全にキャラの変わったレインに、ハルツは小さな笑みを浮かべた。
「なんだ?ここに何か用か?」
このギルドの一員であろう者がレインに言った。
「はい、俺をこのギルドの仲間にしてほいんです!!」
レインが真面目な感じで言った。
ハルツは、爆笑寸前だ。
「おいおい、ここがどんなギルドか知ってるのか?あのアイゼンヴァルトを傘下にしていた【フォレストキング】だぜ?」
フォレストキング(森の番人)の1人が言った。
「はい!!それを知ってここへ来ました!!お願いします!!」
レインは熱心さをアピールした。
「だが、無理だな。見た所お前は弱そうだしな」
笑いながら、レインに言った。
レインの隣でハルツは小く「あ~あ…」
…と、言った。
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