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無事にギルドへ帰る事ができたハルツとレイン。
「やっぱりギルドが一番落ち着くな~」
「マスター、今帰った」
レインがマスターに先程の事をあらかた説明した。
「うむ…、マスターがいなかったか…。ともかく、ご苦労じゃった」
「ああ。そういや、アルザスとハーベスは?」
「あいつらなら、さっきクエストへ行ったぞ!!」
レインの問い掛けに答えたのはこの男
ギルド内No.1の実力を持つ…ロスト・バレット。
その隣に、パートナーのレム・サンティがいる。
「帰ってたのか!!レム、ロスト!!」
「久しぶりだな…」
「よう、ハルツ、レイン」
「最近、頑張ってるみたいね。ハル、レイ!!」
それぞれが挨拶を交わす。
「レム!!いい加減その呼び方やめろよ!!」
ハルツが笑みを浮かべながら、レムに言った。
「無理よ。慣れちゃったもん!」
舌を出して言うレムに、ハルツは顔が赤らめていた。
それを横目で見ていたレインは、小さく笑った。
「てめー!!なに笑ってやがる!!」
「うるさい、どこかの照れ屋よりかはマシだ…」
「なんだと!!」
「なんだ?」
一触即発の状態にまでおちいった所で
ロストが止めにかかる。
「その辺にしとけよ…。ところでマスター、ルーツもいないみたいだが…」
「ルーツは1人で任務中じゃ」
「…相変わらずだな」
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