実力は、いかに…

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場は変わり、小さな町の中を歩く男… ギルティメイスのルーツだ。 今、ルーツはなにやら町人に聞き込みをして回っている。 「ここらに、ブラックアンタレス(暗黒の星)というギルドがあると聞いたのだが…」 ルーツに聞かれた、町人の男は答えた。 「ああ、知ってるよ。よく知ってる…」 「出来ればどこか教えてほしいのだが」 「いいだろう。案内してやる」 「助かる…」 親切な男に気を許したルーツは、言われるがままに後を付いていく。 少し歩いた所に、それはあった。 「…ここだ」 そう言って男は、ギルドに入っていった。 「まさか…、ギルドのやつだったのか?」 「そうさ!!見た所お前は、どっかのギルドのモンだろ?」 「ああ、そうだ…」 「くくっ。俺らを潰しに来たのか?なら、残念だったな。このギルドは強者揃いだ!!」 男がそう言うと、ルーツの目の前にぞろぞろとギルドのメンバーが集まってきた。 「仕方ない…。やるしかないか…」 ルーツは至って冷静だった。 「この状況で逃げ出さねえとは、ただのバカか、相当の者か…」 「…後者だ」 ルーツはその言葉と同時に、上へ高く跳躍した。 そして… 「¨音速¨マグナムナックル!!」 とてつもない速さで、上から男達に突撃したのはルーツだ。 そして、着地と同時に 「超音波!!」 キーンという音がその場に、鳴り響いた。 その後、男達は次々と倒れていく。 今の状況で、大半はやられていた。 「へえ、やるな~」 1人の男が、ヘラヘラした態度でルーツに向かっていく。 「フレイムショット!!」 その男の手のひらから、ルーツに向けて大きな炎の球が発射された。 しかし、ルーツは冷静に対処する。 「超絶音波!!」 ルーツの口から、音の衝撃波が放たれる。 それによって、炎の球と相殺する。
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