実力は、いかに…

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あっけなく、自分の魔法が相殺された事により、顔をしかめる男。 「チッ!!おい、さっさとあいつをやれ!!」 男にそう言われ、動ける何人かでルーツを囲む。 「…面倒だ。…¨音速¨バレットパンチ!!」 ルーツは、目にも止まらぬ速さで、次々と倒していく。 それにより、もう立っている者はいない。 すると、奥から1人の男が、こちらへ歩み寄ってきた。 「何事だ…。ッ!!なんだお前は!?これはどうなってる!?」 その男は、周りを見渡しながら言った。 「お前がマスターか?見ての通りだ。ここを潰しにきた」 「なんだとッ!!なにが目的だ!?」 「ここを潰す事が目的さ。闇ギルドを潰すのに、理由がいるか?」 「ふん!!そう簡単に、潰させてたまるか!!」 男は、ルーツに向かって走る。 その途中で… 「アクアウェーブ!!」 その叫びと共に、ルーツの前に津波が押し寄せる。 「仲間も巻き込むのか…」 ルーツの周りに倒れている、者達を見てマスターに言った。 「黙れ!!まずは貴様を殺す」 ルーツは、無言でなんとか津波を避けた。 そして、 「¨音速¨ライフルBALL」 ルーツの手から、小さな赤色の球が音速でマスターに放たれた。 そのマスターは、音速を避ける事はできず、もろにくらいうつ伏せになった。 「この程度か…」 ルーツは、そう言ってそのギルドを出た。
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