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ルーツはそのギルドを出てすぐに、急ぎ足でギルティメイスへと帰ろうとする。
しかし、その道中で1人の者がルーツに歩み寄ってきた。
フードを深く被っており、見た目じゃ男か女かすらも分からない。
「なにか用か?」
そんな者に、ルーツが冷たく言った。
「失礼。別に怪しい者じゃない。私は、ロハネス。」
声や口調で男という事がわかる。
その男は、軽く自己紹介しながらルーツに握手を求めた。
「…ルーツだ。それでなにか用があるのか?」
ルーツはそう言いながら、その男と握手を交わした…
それが、後にある事件へと発端する事も知らずに…
その男と握手を交わした瞬間、ルーツは気を失った。
「フフフ…。君には私のスパイとして働いてもらう」
男はそう言い残し、どこかへ去っていった。
それから数十分後、ルーツは目を覚ました。
「うぅ…。なにが起こったんだ…」
ルーツは、頭を抱えながらギルドへ帰っていった。
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