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場は変わり、とある大きな闇ギルド…
その看板には、【ギルファーデビル】
…と、書かれている。
その中で…
「最近、ハデに暴れてる独立ギルドがあるらしいな?」
「ああ。…確か、ギルティメイスだったか」
「その事ですが、早めに手をうっておきました」
「…どういうことですか?」
「そのギルドに、私のスパイを作りました…」
「あんたの例の魔法か…」
今この場で、話していたのは三人の男達。
内1人は、ギルドマスターである。
「いつ、行動にでる?」
「それは、機が熟すまで待ちます…」
「なるほど…。用があったら、また呼んでくれ」
「ええ。分かりました…」
その男、ロハネスは不敵な笑みを浮かべていた。
……一方、ロストはというと
1人で、決して道とは言えない道を歩いていた。
「旅に出るっつっても、さすがに100年クエストはなぁ…」
苦笑いしながら、1人歩いていた。
それも、そのはず。
あのフェアリーテイルのS級魔導士、ギルダーツですら、こなせなかったクエストなのだ。
「まさか、うちのギルドに回ってくるなんてな…」
そう言って、旅を続けているロスト…
彼の留守は、ギルドの大きな戦力ダウンとなった。
それが何を意味するのか、ギルティメイスのメンバーには、分かるよしもない。
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