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「そうと決まれば、さっさと行こうぜ!!」
ハルツが急かすようにレインに言った。
そのレインは今、マスターから拠点の場所などを聞いている。
「なるほど、だいたいの位置はわかった」
「…頼んだぞ」
「ああ、行くぞハルツ」
「俺はいつでも行けるっての!!」
そう言って、ハルツとレインはギルドの扉を開けて出て行った。
「とりあえず、駅まで行こう…」
しばらく歩いて、レインのいう駅に着いた。
「着いたな。ここから四つ目の駅で降りる」
「………」
「おい、ハルツ!!聞いているのか!!」
「本当にこれに乗るのか…?」
「当たり前だ」
レインはハルツを半ば強制に列車に乗せた。
そういうレインも少し苦い表情をしていた。
…………
「オェー。 うぅ、気持ちわりい…」
「うぐっ、くそっ…」
二人とも完全に酔いしれている。
嫌がった理由はこういう事だったのだろう。
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