1人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女と別れたあと部室に戻り
チョコを一香に見せつけた。
私「やべぇ、チョコ貰った」
一香「……そーかい。
俺は生まれてこの方チョコは0だ!」
私は自慢気にチョコを一香に見せつけた。
しかし…
普通なら何かリアクションを示す一香が
終始無言でそれを見つめた。
そして…
一香「光…。それ食わないで、捨てた方が良いと思う…」
何言ってんだコイツ?
と私は思った。
続けて一香が
「何かよくわからんが、兎に角食わない方が良い。」っと言った。
私「はぁ。お前何考えてんだ?
人に貰ったもんを捨てるとかサイテーだぞ!」
っと少し怒り気味に言った。
すると…
一香「やっぱり人の気持を感ずる力は俺の方が上だな。」
私「は?」
一香「俺が察するにそのチョコは彼女の思い…
ってか「呪い」みたいなものがあるぞ。」
っと言い放った。
実の所、私と一香には若干ながら霊感?
的なものがある。
一香が感じるのは気配とか感情、思い。
私が感じるのは場所である。
【過去にも心霊的現象に遭遇しているが
それはまた別の話。】
一香「兎に角俺の言う通りにしろ!わかったな!」
私「おっ、おう」
と彼の言葉を鵜呑みにした。
私達は何時もの様に部活を終え
家路を辿った。
一香との別れ際にもう一度
同じ様な事を言われた。
こうして私は家に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!