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青く澄んだ空を見上げる…
あぁ。もう、この世からお別れか…
そうは言ってみるものの、別に悲しくなんてない。
だってこれはあたしが望んだことだもの
この世から黙って消える。
ずっとあたしが望んできたこと
カシャ
屋上のフェンスを跨ぐ
暖かい日差しがあたしを照らす。
これはあたしが死ぬのには…ちょうどいいかも。
「ママ、ごめんね…
こんな娘で。
パパも…悟もごめんね
本当にごめんなさい。
花蓮より」
家にはそう手紙を残してきた。
もう、思い残した事なんてない…
そう思うのに、
「うっ…うぅ…ﾋｯｸ…」
なんで涙なんか出るの…？
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