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「口止め料なんてあたし、払わないから!体で払うってのもなしだから!」
頭に血が上って体が熱い。
だけどそれを悟られないように下を向いて話す。
「ふーん。オレは別に構わないけど、あんたが困ると思うよ。」
それは、みんなにバラすって意味…だよね
はぁ…。もうどうでもいーや。
そう思い彼に背を向けてドアの方へと向かった。
「キスしてくれるなら誰にも言わないよ?」
その言葉であたしの足は止まった。
今、キスって言った…?
ウソ…
でも、キスだけで全て済むなら…
楽かもしれない。
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