思い出

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「もしもし、光稀?」 「うん。母さん?」 「そうだよ。元気?」 「うん。で、どしたの?」 「あのね、今、神社にいるんだけど、さっきまで病院にいたの。じいちゃんのとこのひいじいちゃんが、風邪こじらせてそろそろ危ないって。」 「ひいじいちゃんが?」 「うん。ひいじいちゃん、今まで神社を支えてくれてたから、ひいじいちゃんがいない今、結構大変なんだよ。」 「そっか。」 「だから、あと、2、3ヶ月は帰れないと思う。食費とか生活費は、あとで父さんがそっちに届けに行くから。」 「わかった。」 「でも、光稀1人で家にいさせるのも心配だから、蓮君にいてもらうように、そっちに行かせたから。 」 「わかっ…………え? 」
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