思い出

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「だから、光稀のことは心配しなくていいよねっ! あとは蓮君によろしくって伝えといてっ!」 「え! ちょっ…母さん!?」 プープープープー… あっさりと切られてしまった… なんてこった… いや待てよ? ってことは、2、3ヶ月蓮と過ごさなきゃいけないの!? 「やだよロリコン!」 「誰がロリコンだぁ?」 「ぎゃぁぁぉぉぉぉぉ!」 蓮が風呂から上がっていた。 子機をのぞきこむ蓮… まだ乾いていない髪から シャンプーの香りがする。 「お前の母さんから、話は聞いたろ? あれ、ほんとだから。いつもは抱えてるかもしんねーけど、ココには俺しかいねーんだから、ちょっとは弱音の1つや2つ吐いてみればいーじゃん♪」 「弱音…ですかw」 「おう! せっかく今は俺たちだけの家なんだ。好き放題して、楽しい思い出いっぱいつくろう! 」 そう言って、また、ウチの頭をクシャクシャにして笑った。
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