近所のカラオケ

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どうやら、普段両親がいないせいで買ってきたものかインスタントのものばかり食べているウチに、「おふくろの味」というものを食べさせたかったらしい。 早く起きてつくっていたが、睡魔が襲ってきたので素直にそこら辺に転がって寝たのだと。 テーブルに並ぶのは、ごはんとナスの味噌汁。 一見、地味な朝食に見えるが、ウチは感動に目を輝かせていた。 「いただきまーす!」 2人の声がリビングに響く。 「あ、そーだ。お前、どっかに遊びに行ってこいよ。」
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