別れは始まり

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亜樹斗は、同じ病院で産まれて、それからは兄妹のように育ってきた幼馴染み。 1つ先の駅の近くに一軒家を建てて住んでいて、そこまで遠くはないが学校は別々だった。 今日は開校記念日で学校が休みだったらしく、ウチの家に遊びにきたらしい。 亜樹斗は小さい頃からウチのことを見てきているので、すぐにウチの心の傷に気付いてくれた。 さっきの出来事を伝えると、 「辛かったね。よく我慢したね。頑張ったよ。光稀!」 そういって頭を撫でてくれた。 ありがとね。亜樹斗。
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