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「やぁ!」 とても綺麗な黒髪の人だった。 その人は他に見向きもせず目的が自分かのごとくに来た。 「貴方は?」 震える声で聞く。 「大丈夫…怖くないよ?」 とても綺麗な笑顔だった。 鉄の檻のせいで間近で見ることは出来ない。 でも、この人からは違うにおいがした。 自分の運命を変えてくれるようなとても暖かい人。 「こんなとこから出たくない?」 「……出たい…」 「良かった♪その言葉が欲しかったんだ」 この人は僕を暗闇から出してくれるのだろうか?
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