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……………
ピン、ポーン……………
ピン、ポーン……………
ピン、ポーン……………
あぁもう。うっせぇなぁ。
つつしましいチャイム音で眠りから覚めてしまった俺は、枕元に放置してあった携帯電話を取り、時間を確かめた。
なんだよ。まだ6時前じゃないか。誰なんだこんな朝早くに………
出て行くのも面倒でまだ眠かった俺は居留守を使う事に決め、再度眠りにつく事にした…
どうせ何かの勧誘だろうしな。すぐ帰るだろう。そう思っていた………
しかし…
ピン、ポーン……………
ピン、ポーン……………
チャイム音が鳴りつづける。
まだ、居るみたいだな…
こんな朝早くにご苦労なこった…諦めて早く帰れば良いのに…セールスマンも大変だな…
と、そんな事を思いつつ再び眠りにつこうとすると………
ピピピピンポンピンポンピンポンピンポンピーンポーン
あぁもう!!!うるせぇな!!!
ガバッ…ドタドタドタドタ
ガチャ
とうとう耐えれなくなった俺は、廊下を猛スピードで進みジャージ姿のまま玄関を開けた。そこには…
「よっ!やっと出てきたか」
可愛い美少女の幼なじみでもなく、美人な近所のお姉さんでもなく、予想していたセールスマンでもなく、長身の為、学校の制服(大きめ)に身を包み眼鏡をクイッと上げながらジョジョ立ち(腰が反り返ってる?)をしている
俺の友人-夢藤探-[ムトウ-サグル]だった。
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