三話

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そしてその入学式から数日雷我の頑張りは続いた 朝迎えに行けば先に教室に行っていることも 教室に言ってるのかと思えば保健室に居る事もある 気まぐれな凛に付き合って一ヶ月。 凛「・・・・・・・どうしても友達を作らせたい気だな?」 やっと凛から話しかけてくれた 雷我「り、凛・・・・・・じゃぁ柊さんと友達に・・・・・・」 凛「それは嫌だ」 嬉しくてつい柊ミミの名前を出せば即答のNO 雷我「どうしt・・・・・・・」 どうしてと聞く前に校長との会話を思い出した <~回想~> 昂輝『よく言うだろ?妖怪の中でも吸血鬼や悪魔は苦手なものがあるって』 雷我『え、えぇまぁよく言いますよね。にんにくや十字架、聖水に教会や聖書、太陽の光が苦手だとどこかの本に書かれていたのを見たことがあります。もしかして不老不死にも弱点があるんですか?』 昂輝『弱点といえば、そうだね・・・・・・時間の経過に気付かされるんだよ。何年、何千等りとこの世界を生きていると自分が世間から見放されてると気付かされるんだ』 雷我『それ、弱点なんですか?』 昂輝『君、教師になった割には頭悪い?』 雷我『あぁ・・・・・・まぁよく疎いとか鈍感とか言われますけど・・・・・・』 昂輝『じゃぁ体験してみるかい?不老不死』 雷我『ぇ?い、いやそんな急に・・・・・・』 昂輝『だろうね。君に友達も家族も捨てて生きていけっていう方がよほど無茶ぶ りだ』 そういえば何千年もの時を生きる吸血鬼でさえもどこかの漫画で学院に閉じ込められたりして学院長に許可をもらいながら外出をしているというのを読んだことはあるが・・・・・・それはあくまでも漫画の世界。 現実世界で未知とも言われている不老不死に出会ってしかもその担当教師をしている図太さは魔法教師も名探偵も不幸少年も驚くぐらいなレベルまでいってると断言してもいい いやむしろこんなに頑張ってるんだ。どこかのお偉いさんに褒められてもいいはずなんだがな・・・・・・ 雷我(って俺なに考えてるんだ!?しかも話ぶっ飛んでるし!!とにかく話を戻そう)
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