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とある学園
てか高校
そこではほとんどの学生が特殊な能力を持っている
能力は自然に身に付いてしまった物、神に与えられたものなど色々ある。強弱はLEVELによって変わり、LEVELには上限が無い。
中学校生活を終えた、能力を持つ生徒が春休みをこれでもか!というほど満喫して、今年もまた入学してくる
そんな物語
Ⅰ
とある能力を持つ少年、大野和也は、街中を走っていた
それも全速力で
「ハァ……ハァ……入学式に遅刻とかマジありぇねぇ……」
彼の能力は後でで良いだろう
少女マンガなら
『遅刻だぁぁァァァあ!!』
とか言って走って、女の子と角でぶつかったりするんだろうが、和也にはそんなことは起こらない
朝、彼は珍しく早起きし、ネットに浸かっていた
しかし、パソコンの時刻表記が間違っていて、しかも全ての時計が同じ様に間違っているという不幸に襲われた
彼は忌疎(妹)と二人暮らしなのだが、奴は中学生なので先に出ていた
毎度馬鹿みたいに早く出る忌疎(妹)は、俺が起きた時には既に出ていた
それを気にかけて置くべきだった
まさか先に出た忌疎(妹)が時計をずらしていたなんて誰が思うのだろうか
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