序章~大野 和也~

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Ⅲ 「一々ツイてねぇな…」 まさか、教師を避けるまでもなく……てか今は教師に会いたい 避けていた時は『なんか今日、運良いなぁ……』とか思ってたけど、今は逆 超真逆 むしろ運が無い 「職員室と言ったら1階かな?」 とか、無駄に頭を使ったりしている内に時間は無情にも過ぎていく まぁ、時間に情とか求めてねぇけど 時間に情があったら大変だ タイムスリップどころの騒ぎじゃない まぁ、ありぇねぇけど 少なくとも、今はそんな事を考えてる場合じゃねぇ 速く、速やかに職員室を捜し出して教室に行かなければならない 遅刻ならともかく、欠席は洒落にならねぇ 他には誰か休んでいるのだろうか てか未だ影すら露見しないクラスメイトの事なんて知るよしもない 光とか風香とかストラとかと同じクラスだろうか 流石に全員集合とはいかないだろうけど、光と同クラなら良い学校生活をおくれるし、風香と同クラなら暇のしない、ストラと同クラなら楽しい学校生活をおくっていける事だろう どれも捨てがたいな~あはは~とか考えてたのも束の間 俺は規則何か気にも止めずに、校舎内を走り廻った
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